行政書士 大庭孝志 の今日もステップ!!

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相続とは、亡くなった方の財産を
子供や配偶者、兄弟など民法に定められた関係の方が
所有権などの権利を継承することをいいます

ただし、財産とは正の財産だけではなく
負の財産もまとめて継承しなければならないので
亡くなった方に借金がある場合は
その借金も原則として引き継がなければなりません

「他人に迷惑は掛けれらないから、
 親の借金は子が肩代わりしなければならないんだ」
と、道徳的倫理的にどう考えるのはその方の自由ですが
民法の規定という観点から言えば
もし、借金が多いなどの理由から相続を拒否したい場合は
「相続放棄」もしくは財産の範囲で負債を相続する「限定承認」をすることが出来ます
民法915条、民法922条

しかし、条文によると
「自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」
と定められています。つまり三箇月(熟慮期間という)を過ぎたら放棄が出来ないということになっています。

もし、相続人が知らなかった借金を亡くなった人がしていて、3箇月を過ぎた後から相続人にたいして取立てがあった場合には、もう相続の放棄が出来なくなってしまうのでしょうか?
判例によると
「熟慮期間は、原則として、相続人が」相続があったという「事実を知つた時から起算すべきものである」
のだけれども
「相続人において相続開始の原因となる事実及びこれにより自己が法律上相続人となつた事実を知つた時から3か月以内に限定承認又は相続放棄をしなかつた」
ことが
「相続財産が全く存在しないと信じたため」

「このように信ずるについて相当な理由がある場合」
であれば熟慮期間は、
「相続人が相続財産の全部若しくは一部の存在を認識した時又は通常これを認識しうべかりし時」
から
「起算するのが相当である」
と示されています。

つまり
「原則は相続開始から3箇月」
けれども
「借金の存在を知った時から3箇月以内に放棄をすればよい」場合もある
ということ。

私がアドバイスしたケースでも三箇月以上経過したあとでも相続放棄が認められた事例がかなりあったことも事実です。
個別の事例によって対処や判断は様々なので、具体的な事例に遭遇した場合は、ご連絡いただければ対応についてアドバイスいたします。

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